Unreserved seat
- 2015/05/07
- 18:11

ブダペスト東駅
天井の感じとかが東欧ぽいつーかなんつーかカッケー。
楽しかったハンガリーとも今日でお別れだ。
宿から出て駅に向かう途中、偶然出勤してくるスヌープと出会った。
『おぉ、行くのか?』
『うん。行くわ。』
『気をつけてな。そういえば洗濯物は受け取ったのか?』
『(くっ!今頃それを言うのか!)ああ受け取った。ふんわり柔らかだった、ありがとう。』
彼の目は相変わらずトロンとしていたが、足取りはしっかりしていた。
朝とか超弱そうだけど、人を見た目で判断してはいけない。
駅に着いたはいいが、ちょっと早すぎたみたい。出発まで2時間以上あった。
とりあえず腹ごしらえでもするかと思ったが、ボラレ恐怖症の俺に駅構内の店は鬼門だった。
どーせ観光客相手に盛大にプライス盛ってるんでしょ?
そして平気でマズい飯出すんだろゴルァ!
俺は騙されねーぞ!
とは思ったが、駅の近辺にはなんもない。あったとしても前評判の分からない店に入るなら結局一緒かと、結局駅の中の店を散々見比べて熟考した結果、よく肥えた肝っ玉母さんが1人で切り盛りしてるシシカバブバーガー屋さんみたいなのに決めた。
・・・ウメェ。
なんじゃこりゃ!めっちゃ美味いやないか!
これはもうハンガリー料理の玉手箱や~
何回も言ってるが、あえてここでもう一度言おう。
「ハンガリー料理にハズレ無し」
腹の減り具合に関係なく追加でもう1個食べたいくらい美味かったが、鉄道のお供に買ったスナック菓子&ドリンクのせいで手持ちがゼロに近く断念。今考えたら銀行探してでも追加で食っとくべきだった。
旅のマイルールとして、目的地の駅に到着したら即次の目的地へのチケットを押さえておくようにしていた。
移動日当日になってあたふたしたくないし、そもそも乗りたい列車のチケットが売り切れてる可能性だってある。
今回だってブダペスト到着と同時にウィーン行きのチケットをゲットしておいた。
週末なので席はパンパンだった。
今までの移動はケルン~プラハ、インスブルック~ヴェネチア間を除いてほぼガラガラの貸し切りが多かったので、やっぱ週末って混むんだね~程度に思ってとりあえず席についた。
すぐに席が埋まり満車状態。隣はやたら爽やかな白人少年だった。
『こんにちは!ご旅行ですか?ご安全に!!』
みたいな感じで爽やかに話かけられた。
爽やか少年と談笑していると、別の少年がやってきて何やら話かけてきた。
『あの~その席は僕の席なんスけどぉ・・』
なんですとー?自由席じゃないの?・・むぅ、確かに君のチケットにはここの座席番号がガッチリ印字されてるな。
『予約はされましたか?』爽やか少年が聞いてきた。
『したよ。2日も前にチケット買ったちゅうねん。』
『いや乗車券じゃなくて座席の指定券は買いましたか?』
『え?何それ?』
俺が知らないだけで、確実に座席をゲットしたければ指定券がいるらしかった。
少年2人が言うには週末に指定券無して乗るなんて自殺行為だと・・。
『・・あの~僕はどうすればいいんでしょうかね?』
『運が良ければフリーな座席があるかもね!グッドラック!』
白い歯と笑顔で送り出されて車両から車両へと徘徊し、何回か座席に座ったがことごとく指定券を持った人が現れフリーな席なんて1つもなかった。
結局、車両間のトイレとかあるスペースに座ってやり過ごし、一度も座席に座れなかった。
金払ってるのに無賃乗車してるような背徳感はあったが、検札員も見慣れているようで特に突っ込まれる事はなかった。
トイレに近いから良かったじゃないかと自分を慰めてはみたものの、床に3時間以上座ると割れるように尻が痛かったです。

お尻をさすりながら到着したウィーン市街。辛かった~
Trojan Horse
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