influenza

奴は・・・いつでも土足で俺の心に侵入してきやがる。

散々俺を振り回して、あとの事は知らんぷりだ。



始まりはそう、月曜日。先週の月曜日の事だった。


昼食にうどんを食べたら、おつゆが少し気管に入ってむせた。

こんなのはしょっちゅうある事だ。誰も驚きゃしねえ。だが次の日になっても喉の違和感が消えない。

あれ？うどんのおつゆと見せかけて、ナチュラルに風邪につながってるコレ？


その証拠にあちこちの関節が痛みだした。

え～もおー風邪ひいた？勘弁してくれよ～。と、この時はまだ事の重大さに気付いていなかった。


1日経っても、2日経っても関節は痛いままだった。風邪じゃないのかこれ？

なんだか寝てても治りそうにないので、3日目でついに医者に行く事にしたら何と！


『時期はずれなので多分違うと思いますが、一応検査してみますか。あ、インフルエンザですね。』

・・・インフルエンザだった。生まれて初めてかかった。



折角医者に行ったんだ。タミフルの一撃で熱も下がって日常を取り戻せる、そう信じていた。


それ！タミフル投下！

NOSを投入したヴィン・ディーゼルのダッジ・チャージャーの如く跳ね上がる体温。なんだよ特効薬じゃねーのかよー悪化してるんだぜ？


自分の中の常識として、風邪の時は暖かくして寝ましょう。熱が出たら頭だけ冷やしましょうというのが普通だと思っていたが、ヤツにそんな常識は通用しなかった。

暖めたら暖めただけ体温は上昇していくし、汗が一滴も出ない。

このまま体温が上がっていったら、ウイルスを撲滅する前に俺が死滅してしまう。


その後、ウイルスと壮絶なバトルを展開し結局1週間寝込みました。

俺はインフルエンザをナメていた。奴は世間で言われている通りのモンスターだった。



そして熱で寝込んでる時に「スゲー面白い」と思ったネタは、回復してから実際ブログにすると全然面白くないのも良くわかった。

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